こんにちは、すこれおです。

 

誰のためにどれくらい頑張っているかというのは人それぞれですが、

連れ添った奥さんや旦那さん、あるいは生まれたきた可愛い子供の為に頑張って働いてる、

と言う人は結構多いのではないでしょうか?

 

そういった「家族の為に頑張る」というその姿勢は基本的に素晴らしいものではあるのですが、

場合によっては「家族のため」に頑張っているつもりが、

実は「家族はそんなことを望んでいない」という状況になる可能性があります。

 

今回はそのことを、家族の為に頑張ってきたにも関わらず、三十年後には家族からの信頼を1ミリも得られなくなっていたある男性の例を交えてお話ししていこうかと思います。

家族のために"頑張っているつもり"だったある男性の例

彼の境遇と仕事について

関西に住むある男性がいました。

同い年の奥さんと、長男・長女の四人家族です。

 

彼は、家や工場などの工事・リフォームを手がける建築板金工という職人の一種であり、

20歳そこそこの頃からずっとその仕事を続けていました。

 

長い時間をかけて培ってきた技術力と経験は同業者の中でも評判が良く、

彼の仕事の受注単価は他の職人の倍ほどあったこともありました。

 

本人も口では言いませんが、

「自分はただ現場監督の指示を聞いて作業するだけの他の職人とは違う」

そう考えていたのでしょう。

尊大な自負が隠しきれておらず、

偉そうな態度がそこかしこに表れてしまっていたように感じられます。

 

 

そんな風にそこそこ信頼もあり、実力も認められていた職人ですので、

仕事に困ることはほとんどありませんでした。

納期が迫っている現場に駆り出され、何週間も休みがないということもザラです。

 

また、彼は自営業の板金工なので、土日休みというわけではありません。

休みの日でも仕事の電話があれば、

先方との関係構築の(身も蓋もない言い方をすれば"貸しを作る")ため、

いそいそと車やバイクで現場に向かっていました。

家庭の中での彼

普段から帰りも遅く、休みの日でも呼び出されて仕事に向かう。

そんな風に忙しい彼なので、家庭のことは奥さんに任せっきりでした。

 

子どもの習いごとや進学先について自分が何かを意見することはありませんし、

親戚との付き合いなどの調整も、全て奥さんが行っていました。

挙句の果てには、自分の親の墓参りにすら何年も行っていません。

 

家族の誰かが病気になった時でも、自分はスーパーで惣菜を買ってきて酒を飲み、

病人には「はよ寝とけ」というだけで、看病をしようというそぶりを見せたこともありません。

 

とにかく、家庭のことで彼が関わったことはほとんどありません。

全て奥さんが窓口になり、考え、実行してきました。

 

さすがに奥さんが責めるような口調で文句を言ったこともあるそうですが、

「男は稼いでくるだけや」

という彼の常套句が返ってくるか、悪ければ逆ギレで怒鳴り散らすことがほとんどでした。

 

有言実行というべきか、確かに「稼いで」きてはいましたが…。

彼と家族との関係

彼のそういう行動と考え方故に、彼の子供たちには、

父親に何かしてもらった記憶というのがほとんどありません。

 

彼に何かしてもらったり買ってもらったりしたのはおそらく小学校時代が最後です。

それ以降は、遊びやイベントに連れて行ってもらったこともないし、

誕生日に何かを買ってもらったこともありません。

(そのくせ、自分の誕生日や父の日に何も貰えないとめちゃくちゃ不機嫌になります)

 

 

子どもたちが中学、高校を卒業し、大学に入り、就職するような頃には、

完全に「自分では何もせーへんのに文句ばっかり言うおっさん」という認識になってしまっていました。

…不機嫌になるとうるさいので、表面上は当たり障りなく接していましたが。

 

奥さんの方はというと、すでに諦めてしまっていましたね。

「もう、何を言っても無駄」

「わたしが最初に甘やかしたのが悪いんや」

「この歳やし、行けるところまで行くしかないわ」

と。

 

家族からそういう認識をされているとはつゆ知らず、彼は何十年も働き続けました。

彼の心の中

とは言え、彼のそういった行動や態度には決して悪意があったわけではありません。

彼の子どもが成人し、親子で一緒に酒を飲めるようになった頃、

長男と二人で話している時に彼がぽろっと漏らしたことがあります。

 

「男は稼ぐだけや。

 わしは家族のために頑張って働いてきたし、これからも動けるうちはそうする。

 家のことはかあちゃんに任せっきりやったけど、子どもが二人ともまともに育ってよかったわ。

 わしはどうでもいいから、かあちゃんだけは大事にせえよ」

 

彼は不器用なだけだったのかもしれません。

それもとびっきり。

 

この言葉だけ聞くと、彼は彼なりに自分にできることを必死にやってきたように感じられます。

 

が。

この言葉はを聞いた時の長男の反応はこうでした。

 

「好き勝手やってきて、何をいまさら」

 

 

…。

もしかしたら、長男をひどいやつだと感じるかもしれません。

「彼だって家族のために休みも少なく頑張ってきたのに!」って。

 

でも悲しいかな、彼の考えや思いは、家族にまるで伝わっていなかったのです。

 

 

人の思いや考えというのは、言葉と、態度で示さなければ他人には伝わりません。

そして、働いている本人がどれだけ必死だろうと、会社や職場での頑張りは家族にはほとんど見えません

 

奥さんや子どもにとって、父親が働いてお金を稼いでくるのは「当たり前のこと」なんです。

※現代なら女性が稼いでくるパターンもあるでしょう

 

 

あくまで一例ですが、

いくら残業をしたり、休日出勤をして家にお金をもたらそうと、

仕事の忙しさを言い訳にして家庭のことに非協力的な大黒柱は尊敬されないんです。

その典型的な例ですね、彼は。

僕と父親の関係

たぶん途中で気づいたんじゃないかとは思いますが、

このお話の中の"彼"、実は僕の父親のことです。

※そして途中で出てきた「長男」は、当然僕のことです。

 

今でこそ親元から離れて時間が経ったこともあり、

父親に対する感情はそう悪くありませんが、

実家にいる頃はなるべく一緒にいたくない存在でした。

 

困った時に何をしてくれるわけでもない。

そのくせ自分が構ってもらえないとすぐに不機嫌になる。

テレビで野球を見て、ひいきのチームの監督の采配にあれやこれやと文句を言う姿すら醜くみえました。

 

逆に、父親が出張に出かけて一週間ぐらい返ってこない時なんかは、

家族全員、随分と心が安らいだものです。

仕事と家族、どちらが大事?

もしかしたら今この記事を読んでいるあなたは、

「自分はそんなことはない。仕事も大事だけど家庭も大事にする!」

と思っているかもしれません。

 

でも、それってこの先ずっとそのままでいられるでしょうか?

 

一般的に、組織の中で偉くなればなるほど、給料が高くなればなるほど、

忙しさというのは増す傾向にあります。

 

今は平社員なので与えられた自分の仕事だけ考えれば良いとしても、

昇進して、部下を持つなどして責任が重くなると、

普段の自分の仕事に加え、部下の管理業務なども増えてきます。

 

例えばあなたの周りにもいるんじゃないでしょうか?

自分より早く帰るところを見たことがない上司や、

休日出勤すると必ず会社にいるような先輩とか。

 

運が悪いと平社員のうちから膨大なタスクを与えられ、

それらををきちんとこなすことすら、

業務時間内では難しくなる可能性もあります。

 

例えばいくら残業をしても次の日にやるべきことは山積みで、

次第に有給なんか取れるような状況ではなくなってきたとします。

 

そんな状況の時、奥さんや子どもが病気になったらどうしますか?

「奥さんは大人だから大丈夫。

 子どもには奥さんがいるから大丈夫。

 仕事には自分がいなければ他の人に迷惑が…」

と思って、いつもどおり仕事に行きますか?

 

もしそういう考え方をしてしまうのであれば、注意してください。

本来、「家族の幸せを維持するための手段」であるはずの仕事が、

いつの間にか、あなたの中で「家族よりも優先するべきこと」になってしまっています。

 

本来、自分にとって大事な人が苦しい思いをしているのであれば、

そちらを最優先するのが当たり前のはずなんです。

 

でも、なぜか人は仕事を始めると他人に迷惑をかけることを極端に恐れ、

より身近な人に甘える(迷惑をかけてしまう)傾向があります。

 

この場合、同僚や部下という少し遠い人よりも、家族という身近な存在に甘え、

迷惑をかけることを良しとしてしまっているわけですね。

 

 

一度や二度ならいいかもしれません。

でもこういうことが積み重なっていくと、

僕の父親のように、最終的には家族の信頼を失います。

 

 

家族のため」に働くことを掲げるのなら、

何を優先するべきかを考えてみてください。

本当に「家族のため」を思うなら

とは言え社会人をやっていると、

優先すべきことがらを自分で決められないようなことも出てきます。

 

例えば「家族が病気なので今日は休ませてください」と言った時に、

上司から「いや、今日は来てくれないと困る」と言われることもあるでしょう。

 

そこで「いや、自分の中では家族の方が大事なので!」と言って

突っぱねることも不可能ではありませんが、

そういった態度は昇給や昇格に少なからず影響を与えます。

 

悪くすると降格や左遷などという状況に繋がりかねません。

 

 

そういった時、あなたはどうしますか?

「家族が最優先とは言え、生活できなくなってはいけないから」

と考え、病気の家族を置いて、上司の指示に従いますか?

 

 

…僕は、どうしても上記のような状況を作りたくないから、

他者の都合に影響されない、自分で稼ぐ為の方法を模索し始めました。

 

同僚に迷惑をかけたくもないし、家族のことも大事にしたい。

そのためには、時間や場所に縛られず自分で稼ぐための手段が必要だと考えました。

 

そういう流れで、いつか誰の力も借りずに十分なお金を稼げるようになろうと、

副業を始めてみることにしたんです。

 

どうせ努力してお金を稼ぐなら、

残業みたいにただ働いた分のお金をもらって終わるようなものではなく、

将来的に自分や家族が自由に行きていけるだけのものを築き上げたいと思って。

 

 

この選択が良かったのか悪かったのか、

まだ答えと言える程のものは出ていませんが、

とりあえずある程度の稼ぎが出てきて、

同僚や他の会社員よりも、金銭的、精神的にはずいぶんと楽になりました。

 

 

まだまだやらなきゃいけないこと、やりたいことは沢山ありますし、

成果も会社の給料と同じくらいじゃ満足できませんが、

家族ができたときに、他の状況を無視して

そちらを最優先できるぐらいのものは築き上げることができました。

 

 

たぶんこれは僕だからできたわけじゃありません。

要は、こういう選択肢を持てるかどうか。

持ったら、あとは成果が出るまでやるだけです。

 

 

今回は随分と自分語りが過ぎましたかね…?

 

長くなってしまったので今日はこの辺で。

ではでは。


この記事が役に立ったならポチっと押してくださると嬉しいです!